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運動が「続けられる人」「続けられない人」の違いとは?

 2015/07/13 運動Q&A
この記事は約 4 分で読めます。 7,307 Views

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大阪のパーソナルトレーナーの小林素明です。

運動を挫折した経験はありますか? たとえば、やっぱり自分は運動に向いていないのか、と。私が知る限り、運動が続かない人にはいくつかの特徴があります。

運動が続かない人の3つの特徴
1) 始めから飛ばしすぎる
2) 運動は●●でないと、と固定概念がある
3) 目標に無理がある (1週間で5kgダイエットなど)

1) 始めから飛ばしすぎる
一番多いパターンです。運動を日課のようにして、1時間も2時間も運動に励んでしまう。明らかに飛ばし過ぎです。

学生時代のときのような若さ溢れる体力があるなら別ですが、大人のフィットネスには、運動後の疲労回復も考えなくてはなりません。

筋肉の疲労が回復しないままの運動は、気づかないうちに体力だけでなく気力も低下し、関節の怪我も多くなります。

筋トレを行ったあとの疲労回復には、48〜72時間かかります。ですから、1〜2日をあけて、同じ筋肉の部位を鍛えるということが望ましいのです。当然のことながら、長続きしません。

2) 運動は●●でないと、と固定概念がある
有酸素運動は20分以上行わないと意味がない、などという運動に対する固定概念があると運動は長続きしません。

確かにテレビや雑誌などの良い情報を提供してくれているのですが、全ての人に適しているとは言えません。大切なことは、自分にこの運動の方法は合っているのかどうか?を考えることです。

運動の科学も徐々に変化していっています。筋トレも30年ほど前には、筋肉が硬くなる、関節を痛めるなどと言われていました。今では、介護予防にも効果があるということで、厚生労働省も筋トレを推奨しています。

介護予防運動マニュアル (厚生労働省HP)
運動プログラム事例 (厚生労働省HPより)

3) 目標に無理がある (1週間で5kgダイエットなど)
無理のない減量として、「1ヶ月に2kgまで」という基準があります。もちろん、体格に個人差がありますので一概には言えないのですが、良い目安になっています。

その基準を超えた減量は、体重が元どおりになるリバウンド現象が起こりやすくなります。これでは、せっかくの運動も水の泡ですね。

1ヶ月に2kgですが、5ヶ月で10kgになるのです。もうお分かりになられたと思いますが、運動は短期戦では厳しいです。

『ある程度の期間が必要であることを前提』にして目標を設定することが大切です。
 

では、運動が続く人の特徴です。

運動が続く人の特徴
1) 始めは1つ、2つの運動から始める
2) 運動をする曜日、時間を決めている
3) 運動の爽快感を楽しんでいる

 

1) 始めは1つ、2つの運動から始める
大人からの始める運動は、少量からがベターです。デスクワークをされている方でしたら、肩こりのストレッチを1つから始める、という具合です。【動画を下段で紹介します <動画1> 】

肩こりストレッチが習慣になると、肩周りの血行が良くなり筋肉もほぐれます。すると体が動きやすくなりますので、自然に運動する種目が増えていくのです。
<動画2>

2) 運動をする曜日、時間を決めている
運動が長続きする人は、月曜日と金曜日の15時に運動をする、と決めてスケジュール表やカレンダーに書き込んでいます。(もしくはスマホで管理)

いつかする、では続きません。決めることです。

3) 運動の爽快感を楽しんでいる
適度な運動であれば、運動後は気分爽快で頭の回転もよくなります。私もイヤなことがあったりすると、筋トレで気分を変えることがあります。気分をリセットする効果がありますね。

反対に爽快でない運動は、運動メニューを変更する必要があります。きっと爽快になる方法がありますから。

<動画1> 仕事中にできる肩こりストレッチ体操

<動画2> 自宅で筋トレ ヒップアップトレーニング

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ライター紹介 ライター一覧

小林 素明

大阪市阿倍野区 パーソナルトレーニングどこでもフィット代表。 運動指導歴24年、健康運動指導士、介護予防運動トレーナーの資格を持つ。年間の個人レッスン数は1400本を超え、会員様の入れ替わりも少ないと定評がある。テレビ、ラジオなどメディア出演多数。鍼灸整骨院、温泉リゾート施設などでも体操教室の講師を務める。

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