ランニングフォーム改善、内転筋の柔軟ストレッチで弱点克服、自己記録更新へ

こんにちわ!
大阪のパーソナルトレーナー 小林素明です。

・マラソンの記録更新を目指している(PB更新)
・ランニング中の膝痛で悩んでいる
・ランニング姿勢が悪いと言われる
・股関節が硬くて悩んでいる
・ランニングのためのストレッチを知りたい
・ランニングのあとに腰が痛い

そんな方にオススメしたい記事です。

ランニング歴20年のお客様(徳山さん)のマラソンコンディショニングのレッスンよりお届けいたします。今回は、股関節周りのコンディショニング法です。

なぜ内転筋が硬いとランニングに不利なのか?

ラン 相撲スクワット1 (1)

ランニングでは、後方へのキック動作が強力に働きます。特にお尻(大臀筋)、内側の太ももです。

特に内側の太ももの筋肉である「内転筋(ないてんきん)」が硬くなり、ランニングフォームが崩れる → 腰や膝に障害があわられるという悪循環を生むことが多いです。

なぜ、腰や膝に障害が出るのか?です。
大内転筋、硬直の場合
ランニングのとき、内転筋が硬くなっていると「骨盤」が引っ張られ、骨盤の位置が斜めに傾き(傾斜)、身体が歪みます。見た目が、左右のどちらかのお尻が上がる、という状態になります。

※内転筋は、骨盤と大腿骨(太ももの骨)に付着しています。内転筋が硬くなる→骨盤が傾斜→身体の歪み

この状態でランニングをすればするほど、骨盤の歪みが大きくなり、毎回の足の着地のときに「腰」と「膝」で歪みを補填するための負担が増えるのです。これを代償作用(だいしょうさよう)と言います。

ご自身では分かりにくいと思いますので、内転筋の硬さのセルフチェックの1つとして、ランニングしているときに

・いつも左右のどちらかの足(膝)が疲れる、痛い
・いつも同じ側の腰が疲れる、痛い
・左右どちらかの腕が振れていない
・筋肉痛は左右どちらかの足が多い

ということがあれば、内転筋の硬さ(硬直)が影響している可能性があります。

では、実際に左右の内転筋が硬いのかどうかのチェックをしてみましましょう!

たったの30秒でできる!ランナーのための「内転筋の硬さ」セルフチェック

内転筋ストレッチ1

内転筋ストレッチ2

内転筋ストレッチ3
内転筋がどのくらい硬いのか?を知る方法として、股関節内転ストレッチで硬さをチェックできます。

<方法>

1 床に両手をつき、膝を曲げておきます

2 ゆっくりと膝を左右に開きます (痛みのない範囲で)

3 左右どちらかの「内もも(内転筋)」に突っ張り感があれば、そちらが硬くなている可能性があります。

※必ずゆっくりと行ってください。

内転筋を柔らかくする柔軟ストレッチ

内転筋を柔軟にするには、先ほどのセルフチェックで行ったストレッチ法をそのまま活用します。

1 床に両手をつけて、膝を曲げたまま両足を広げます。
2 自然呼吸を行って、太ももの内側が伸びていることを感じます(20秒間)
3 余裕があれば、痛くないない範囲でお尻を後方に移動します。
4 ゆっくりと元の位置に戻ります。

20秒間の静止を2セット繰り返します。
<やっておきたい時間帯> お風呂上がり

風呂上がりにストレッチを行う理由

1日の中で最高の血行促進になっていること、そして疲労回復、柔軟性アップ、腰痛予防、膝痛予防につながります。また、湯船に浸かると筋肉のリラクゼーションが加速するからです。【 湯船!お風呂で血行が3倍良くなる入浴法 】

自己記録更新のためには、身体のコンディショニングから

ランニングは、軽いジャンプをしながら着地をしています。そして、地面から受ける衝撃は大きく、そして回数が多いのです。身体の歪み(特に骨盤)があれば、その歪んだ身体を補填するための筋力が必要となります。

その補填する場所が、腰や膝の関節まわりにあります。今後も楽しく、無理のないランニングを楽しむためにも、身体のコンディショニングをオススメします。今回は、見落としがちな内転筋ストレッチを紹介しました。

ランナーに欠かせないストレッチ法です。是非ともお風呂上がりに! 腰痛予防、膝痛予防、姿勢の改善にもつながります!

この記事を書いた人

大阪のパーソナルトレーナー小林素明
天空の城・竹田城(兵庫県)にて

小林素明 (城好きパーソナルトレーナー)

テレビ番組「ちちんぷいぷい」「大阪ほんわかテレビ」「ten」などに多数出演し、メディアからも注目されるパーソナルトレーナー。30年以上の指導経験と健康運動指導士の資格を有し、1万レッスンを超えるパーソナルトレーニング指導の実績。特に40代からシニア世代向けの「加齢に負けない」トレーニングに定評があり、親切で丁寧な指導が評価されている。

医療機関との連携を通じて、安全で効果的なトレーニング法を研究し、病院や企業での腰痛予防に関する講演では受講者の98%から「分かりやすかった」と高評価を得る。また、パーソナルトレーナー養成講座の講師としても豊富な実績を誇り、多くのトレーナーの育成に貢献しています。

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