バリアフリー展!介護支援ロボットスーツHAL、転倒予防のバランストレーナー、インテックス大阪 4月22日

こんにちわ!
大阪のパーソナルトレーナー 小林素明です。昨日のバリアフリー展2016の報告の続きとなります。

話題の介護支援ロボットスーツHALが紹介されていました。早速、僕は接近していきます!

このロボットスーツは、日常生活での困難な動作を上手に補助してくれるものです。たとえば、椅子から立ち上がり動作があります。椅子から立ち上がろうとするときに、このロボットスーツが脳からの電気信号をキャッチして、立ち上がりやすくする介助するのです。

凄いところは、人間の意志を感じ(脳からの指令をキャッチ)、必要に応じてロボットが働くことです。じっとしているときには、何も作動せず、サポートが必要なときだけアシストしてくれる。
高齢者、介護予防 車椅子、補助具50
ロボットスーツHALが普及すれば、介護が必要なご本人も自立しやすくなりますし、介護をされるご家族の負担も減ります。こんな良いことはありません。

普及には量産化、場合によっては国からの補助、これが必要ですね。それだけに今回、ロボットスーツHALには注目しました。

実際に近くで見た感じでは、とてもシンプルな器具なのです。カッコイイとも思えました。ロボットというくらいですから、大きく重たいというイメージがありますが、そんなことはありません。高齢者の方でも気軽に装着できそうです。

実際に装着して、このロボットスーツを体験したかったのですが、当日は予約が埋まっており、あえなく断念。しかし、とても共感!のロボットスーツHALでした。

 

デジタルバランストレーナー Panasonic

高齢者、介護予防 車椅子、補助具16
次に紹介するのは、パナソニックのデジタルバランストレーナーです。これは、転倒予防防止のためのバランス訓練を目的としたマシンです。

このマシンの良いところは、

・簡単にバランス測定ができる
・測定結果から弱点克服の運動ができる
・ゲーム感覚でトレーニングができる

です。

バランス測定は非常に簡単で、1つは前後左右の重心移動をするだけです。この重心移動の結果で、弱点と思われる運動ができるのです。これが転倒予防につながります。

具体的には、前方に重心がかかっている人、後ろに重心がかかっている人と個人差があります。その重心を限りなく真ん中に戻す(リセット)、トレーニングができるのです。これは良い!と思いましたね。

高齢者の方でも安全にできますし、万が一のための手すりも付いています。

高齢者、介護予防 車椅子、補助具22

高齢者、介護予防 車椅子、補助具20
また、金魚すくいゲームというトレーニングがありまして、モニターの画面上で金魚を追いかけ、すくいます。あまり速く動かすと、金魚すくいの網が破けるようになっています。(笑) シンプルなゲームほど夢中になりますね。

遊びながら、転倒予防の機能訓練ができ、しかも科学的な運動法ができるのですから、これはお勧めできますよ。医療機関の方は、導入のご検討を!

Panasonic デジタルバランストレーナー
高齢者、介護予防 車椅子、補助具15

こちらも、同じくPanasonic製品です。これはウォーキングアシストです。膝痛予防の装着サポーターといったところでしょうか。先ほどの、ロボットスーツHALほど大がかりではありませんが、太ももの筋肉に電気刺激を送って、筋力のサポートします。

 

これは気持ち良い!首クッション MOGU

高齢者、介護予防 車椅子、補助具05

高齢者、介護予防 車椅子、補助具07
MOGUというブランドで、あらゆるクッションを作られています。枕、椅子クッション、抱き枕、腰クッション、ふくらはぎクッション・・・。あげればきりがないほどの商品数です。

実際に商品を使用しました。とっても気持ちがいいです。ふわふわ〜〜としてます。

早速、枕を購入しようと思ってます!そのほか、首枕、ふくらはぎクッションなども一緒に! しかも、すべてが安いのですよ。2,000円くらいから。東急ハンズでも売っているそうです。

MOGU公式サイトはこちら

今回は、高齢者向けの商品を展示していました。

 

バリアフリー展 新発見したこと

高齢者、介護予防 車椅子、補助具09
バリアフリー展は初めてということもあり、新鮮でした。その中でも車椅子です。これほどたくさんの種類の車椅子があるのか〜と驚きながら見ておりました。

高齢者、介護予防 車椅子、補助具31

↑ アスリート用の車椅子(通りがかりの方の、おお〜と歓声が聞こえてきました)
高齢者、介護予防 車椅子、補助具01

↑ 車椅子を移動させる器具
高齢者、介護予防 車椅子、補助具03

↑ 車椅子が入れる車 HONDA
高齢者、介護予防 車椅子、補助具12

高齢者、介護予防 車椅子、補助具10

↑高齢者向けの浴槽など

高齢者、介護予防 車椅子、補助具02

↑ 楽しみながら脳と体のトレーニング

高齢者、介護予防 車椅子、補助具32

↑ 徘徊、離床を携帯、スマホに知らせてくれるケアロボコール 可愛いです

 

高齢者の就寝、安心安全対策  高齢者ベッド見守り

高齢者、介護予防 車椅子、補助具36

高齢者、介護予防 車椅子、補助具40
寝ている人が起き上がったり、移動したりすると赤外線センサーが、動いたことをキャッチして、スマートフォンに知らせるという機械も展示されていました。

しかも、呼吸の動きまでチェックして、呼吸が止まりました!とも異常を知らせてくれるというのです。

詳しい商品説明はこちら

 

革命!睡眠時無呼吸症候群の検査機器

高齢者、介護予防 車椅子、補助具35

高齢者、介護予防 車椅子、補助具33
興味深かったのは、睡眠時無呼吸症候群の検査を体に何もつけずに行う装置がありました。まだ未承認機器らしく、医療の現場には入っていないそうです。現在は、体にいくつもセンサーを付けて検査をするのが主流で、検査を受ける方にはやや苦痛感があります。

検査の時の無数もある配線、装着パッドなど一切不要となるそうです。上の写真は、現在の検査器具。

こちらもイデアクエスト社です。ホームページ

 

この記事を書いた人

パーソナルトレーナー小林素明

小林素明

健康運動指導士 米国ハワイ州立大学医学部人体解剖学実習修了 介護予防運動トレーナー マッスルコンディショナー 日本臨床運動療法学会会員

【経歴】 運動指導歴30年超、テレビ出演多数、延べ1万人超のパーソナルトレーニング指導実績、YouTube登録者数1万人超。医療機関との連携も図り、安全かつ効果的なトレーニング法を研究。

フィットネスクラブ、温浴施設に17年間勤務後、株式会社ウェルネス&スマイルを起業。大阪市阿倍野区にパーソナルトレーニングどこでもフィットを開業し、「加齢に負けない筋肉づくり」「日常生活・スポーツ動作のパフォーマンスアップ」を得意とし、80歳代の方までトレーニング指導にあたる。病院をはじめとする医療機関、教育機関、不動産会社などで講演・講師活動。パーソナルトレーナー指導者養成講座の講師も務める。

【テレビ出演】 毎日放送「ちちんぷいぷい」/朝日放送テレビ「キャスト-CAST-」/読売テレビ「ten.」/テレビ朝日「ナニコレ珍百景」/読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」/サンテレビ「4時!キャッチ」他

【講演・講師実績】 一般財団法人関西労働保健協会/経済産業省ヘルスケアサービス社会実践事業「医療運動マッチング対応トレーナー育成講習会」/徳島県教育委員会 /箕面市立病院/日本臨床運動療法学会(第36回)/ファインレジデンス枚方香里園(京阪電鉄不動産)特別講師/SSK /八尾市教育委員会/岸和田市民病院/南河内環境局組合 他多数 (敬称略)

小林素明の詳しいプロフィールはこちら