なぜ心肺蘇生法とAEDの一次救急処置が必要なのか?大阪の救急救命講習に参加、2015ガイドラインより

パーソナルトレーナーの小林素明です。

先日、大阪市消防局の救急救命講習に参加し、心肺蘇生法(CPR)とAED(自動体外式除細動器)の実習をいたしました。

救命法に関わるガイドラインは、5年ごとの改正があります。現在は、2015年に改正されたガイドラインに基づいた講習となっています。(改正により、心臓マッサージと呼ばれていたものが胸骨圧迫に。)

 

なぜ心肺蘇生、AEDの一次救急処置が必要なのか?

万が一、目の前で人が倒れた場合、何もしないでいると症状は悪化し、時間の経過のともに救命の可能性がグッと下がります。

これには科学的なデータがあり、
心臓と呼吸が止まってから

・8分経過 → 救命の可能性 約10%

と、たった8分で救命の可能性がこれだけも下がるのです。

 
そして、大阪市の場合、救急車の要請から到着までの平均は7.5分です。

 
ですから、救急車の到着を待っていては、手遅れになる可能性が高い。救急車の到着の前に、我々市民ができる心肺蘇生、AEDの一次救急処置で救命にあたる必要があります。

 

救命の可能性を200%、社会復帰率も200%に!心肺蘇生、AEDの一次救急処置のメリット


▲家庭の救急ノート(大阪市消防局)より

 
その心肺蘇生、AEDの一次救急処置を行うと、救命の可能性が、何もしないでいるよりも2倍以上も救命の可能性が高くなります

 
また、心臓の状態を元に戻すためにAEDを早期に使った場合、1ヶ月後の社会復帰率が2倍以上になります。ですから、心肺蘇生、AEDの一次救急処置は生存率を高めるだけでなく、その後の社会生活までも早める可能性があるのです。

 

心肺蘇生、AEDの一次救急処置の救急救命講習


心肺蘇生、AEDの一次救急処置の習得には、講習の受講が欠かせません。お近くの消防署で、定期的に救急救命講習が開催されています。多くは無料で開催されていますし、消防署が置かれている市町村に住んでいる、勤務先があれば参加資格があります。

 

命を救う一次救急処置の方法/ガイドライン2015より 成人の場合

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一次救急処置の流れ

1 けが人、急病人発生 → 安全確認と反応を見る

 

2 119番通報とAEDの手配

 

3 呼吸の確認をする

・しゃくりあげるような不規則な呼吸をしている場合は、呼吸なしと判断します。(死戦期呼吸)
・息をしていなければ、「呼吸なし」と判断し、次の胸骨圧迫を行う。
・息を確認できた場合、回復体位(吐物などの窒息を防ぐため)で救急車を待ちます。

 

4 胸骨圧迫→気道の確保 → 人工呼吸 → AEDを実施する (成人・小児の場合)

普段通りの呼吸がない場合、直ちに胸骨圧迫を実施します。
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胸骨圧迫について

胸骨の先にある剣状突起(けんじょうとっき)の下には肝臓があり、圧迫すると危険です。絶対に剣状突起は、圧迫、抑えないようにします。

小児の胸骨圧迫は両手、もしくは片手で胸の厚さの3分の1が沈むまで強く圧迫します。

 

どこでもフィットでもAED(SECOM)を設置しています

事故はどこで起こるか分かりません。ですので、万が一の備えとして、救急救命の知識、練習は必要です。大切なご家族、ご友人を守るためです。

それと突然死を防ぐためには、AEDがどこにあるか?を把握する必要があります。公共の施設やショッピングセンターにも設置されているのをよく見かけます。

特にスポーツをする場所では、AEDの確認をしておくと安心ですよ。(どこでもフィットには配置しています)