読売テレビ「ten.」にパーソナルトレーナー小林素明が出演!腰痛、肩こりの原因は座り姿勢?今日から始めたい正しい座り方 

大阪のパーソナルトレーナー小林素明です。

11/24に読売テレビ「ten.」に出演しました。番組のテーマは「正しい座り方」で、撮影は僕のパーソナルジムです。

多少の演出があり(笑)、悪い座り方と正しい座り方の違いと、対策法として正しい座り方を解説しました。

特にオススメしたいのが

・デスクワークが多い方
・長年、肩こりや腰痛で悩んでおられる方
・周りから姿勢が悪いと言われたことがある方
・スマホ時間が長い方
・テストの点をアップしたい方
・首こりでお悩みの方
・朝起きると肩や腰が重い方
・仕事の効率を図りたい方

です。

この正しい座り方には、3つのポイントがあります。

1 座っている時にお尻がずれる、体がねじれていると、姿勢が悪くなり腰痛、肩こりを招く
2 正しい座り方は、横から見たときに耳、肩、股関節が一直線が理想
3 座っている時間が長くなるときには、お尻の血行促進が必要

3は、番組では放映されていませんが、とっても大切なことですのでお伝えしたいと思います。

なお、読売テレビ公式ホームページで当日の放映がご覧頂けます。→こちら

※写真の一部は読売テレビ公式ホームページより引用

なぜ正しい座り姿勢が必要なのか? 座っている姿勢と腰痛、肩こりの関係とは?

撮影当日には、読売テレビ「ten.」の番組レポーターの大田良平さんが来て下さいました。年齢は僕と同じくらい、そしてイケメン、場を盛り上げるのが上手なムードメーカーです。

その大田さんの座り方を拝見しましたら、椅子に浅く座り 、足を組み、体が捻れていました。

この座り方では、

1)浅く腰掛けていることで腹筋が弱り、腰に負担がかかる。(腰痛に)

2)足を組んでいることで、骨盤の歪み(姿勢不良に)

3)上半身が捻れて、内臓にも支障をきたす(消化器系)

という体に悪影響を及ぼします。

大田さんご本人にはそんな自覚はなく、「この座り方がラクなんですわ~」と、おっしゃっていました。

確かにその通りで、習慣になっている座り方はラクに感じるのです。

気がつけば体の歪み!座っている姿勢が癖になる

番組レポーターの大田さんに椅子から立ち上がってもらい、姿勢を拝見しますと、なんと肩の高さが左に比べるて右側が半端なく下がっていました。

しかし、大田さんは「そんなに肩が下がってますかぁ〜?」と、半信半疑です。

これは座っている姿勢が悪いからか? 別の要因でなっているのか?は定かではありません。

しかし、いずれにしても、座っているときに体が捻れて、傾いた姿勢を助長させていることには間違いなさそうです。

それだけ座っている姿勢は、日常生活での姿勢には大きく影響しているということなのです。では、座り姿勢が与える体の影響を考えてみましょう。

腰痛が起こりやすくお腹ポッコリ!の座り方とは?

椅子に浅く腰掛けて、ダラ〜んとした姿勢は腰痛になりやすいです。これは椅子に浅く腰掛けると、腰の背骨(腰椎)が反った状態になります。腰を反ると誰でも腰に過大な負担がかかってしまいます。

さらに腹筋にも力が入りませんので、腰痛予防に必要な腹筋力が低下お腹ポッコリが身についてしまいます。

スマホで首がカチカチ!首こり、肩こり、偏頭痛を引き起こす座り方とは?

スマートフォンの操作が代表例ですが、頭を前に倒して画面をジッと見ている。この姿勢は、5〜6kgある頭を首の筋肉で支えている状態が続きます。

さらに頭を前に倒せば倒すほど、首にかかる負担は急増し、2〜3倍以上に跳ね上がります。

そうなると安易に想像はつくと思いますが、首の筋肉は耐えきれず慢性的に疲労を起こします。特に首の後ろの筋肉から硬直を起こし、やがて首回りの筋肉がカチカチに! ひどくなると偏頭痛を引き起こします。

スマホを見ているだけでも、首が凝ってしまうのです。

これらの座り姿勢を改善するための正しい座り方を紹介します。

腰、首、肩の負担を軽減!正しい座り方をマスター

では、どうずれば腰痛や肩こり、首こり、偏頭痛といった症状を回避できるのか?です。

ズバリ、背骨や骨盤に無理のない姿勢をとることです。

背骨、骨盤に無理のない姿勢で腰、首、肩の負担を軽減

やや専門的になりますが、理想の背骨の配列は「緩やかなS字カーブ」です。

背骨が緩やかなカーブを描くことで、体幹はニュートラル(中立)になり、体幹の筋肉がバランスよく働いてくれます。このことで、腰や肩の負担が軽減され、腰痛や肩こり知らずの体を作り上げることができます。

では、理想とされる正しい座り方とはどんなものなのでしょうか?

簡単!正しい座り方を見る方法

正しい座り方は、横から見ると「耳」「肩」「股関節」が一直線になるように座ることです。

これはご自身で見ることはできませんで、お近くの方に座ってる姿勢を横からスマホで写真を撮影してもらうと良いでしょう。

撮影したスマホの画面に定規を当てると、まっすぐに座っているかどうかを判断できます。

しかし、この正しい座り方のコツって何?となりますね。次に誰でも簡単にできる正しい座り方ストレッチを紹介します。

小林素明式「背骨ストレッチ」で正しい座り方をマスター

どなたでも簡単に座り姿勢を改善できる背骨ストレッチ法を紹介します。

この背骨ストレッチは

・座り姿勢がすぐに変化する
・頭の回転が良くなる
・腰痛や肩こりが緩和される
・気持ちが前向きになる
・美味しく食事が食べられる
・モテる姿勢になる
・体の代謝アップにつながる

というメリットがあります。では、背骨ストレッチのやり方を説明しますね。

正しい座り方がカンタンにできる!小林素明式「背骨ストレッチ」

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<背骨ストレッチの方法>

1) 背もたれから3センチほど離れて座ります

2) 自然呼吸を3回行います

3) 胸の前で両手を組み、手のひらを天井に向けて背伸びをします

4) 元の位置に戻ります。

5) 両手を組んで、3)よりも高く腕を天井に伸ばし、背伸びをします(ストレッチ)

6) 自然呼吸で10秒間、背すじを伸ばします

7) ゆっくりと体の横に腕を降ろします【正しい座り方の完成】

これで完成です。

正しい座り方!小林素明式「背骨ストレッチ」の使い方

この小林素明式「背骨ストレッチ」は、

・食事前にちょこっとストレッチ
・仕事を始める前
・テレビを見る前、コマーシャルのとき
・打ち合わせの直前
・テストの直前
・長時間座っている時の合間に

と、何かを始める前の準備ストレッチとして活用されると、食事が美味しく食べられたり、頭の回転がよくなる(仕事の効率が良くなる、テストで良い点が取れる)という効果がありますよ!

正しい座り方が万能ではない理由

いくら正しい座り方をしていても、座っている時間が長くなれば、骨盤や背骨が固定されることで骨盤周りの血行が悪くなり、体にはよくありません

でもデスクワークをされている方は、どうしても座っている時間が長くなりますよね〜。

対策としては30分おきに立ち上がることが理想です。多分、難しいと思いますので、次に紹介する座りながらできる骨盤運動をお勧めします。

座りすぎの疲労回復法!座りながらできる骨盤運動

座っている時間が30分以上になるときには、ぜひやってほしい骨盤運動。この骨盤運動は、簡単にもかかわらず、骨盤まわりの血行促進をし、疲労回復、腰痛予防、肩こり予防に効果的です。

<座りながらできる骨盤運動> その1

1) 背もたれから3センチほど離れて座ります

2) お尻(骨盤)をゆっくりと後方にずらします(やや背中が丸くなります)

3) お尻(骨盤)を元の位置に戻します(背筋が伸びます)

4) 2)3)を10回繰り返します

<座りながらできる骨盤運動> その2

1) 背もたれから3センチほど離れて座ります

2) 右側のお尻(骨盤)をゆっくりと1センチほど上げます

3) お尻(骨盤)を元の位置に戻します

4) 左側のお尻(骨盤)をゆっくりと1センチほど上げます

5) お尻(骨盤)を元の位置に戻します

6) 2)〜5)を10回繰り返します

正しい座り方マスター、骨盤運動のまとめ

いかがでしたでしょうか?

腰痛や肩こりは、筋肉の使いすぎだけなく、悪い座り方をしてしまうことでも起こってしまうのです。

運動が習慣になっていても、座り姿勢が悪いと腰痛や肩こりは改善しないのです。

また日本人は、諸外国に比べると座っている時間が長いという研究データもあります。座り姿勢には十分に気をつけたいですね。

この記事を書いた人

大阪のパーソナルトレーナー小林素明
天空の城・竹田城(兵庫県)にて

小林素明 (城好きパーソナルトレーナー)

テレビ番組「ちちんぷいぷい」「大阪ほんわかテレビ」「ten」などに多数出演し、メディアからも注目されるパーソナルトレーナー。30年以上の指導経験と健康運動指導士の資格を有し、1万レッスンを超えるパーソナルトレーニング指導の実績。特に40代からシニア世代向けの「加齢に負けない」トレーニングに定評があり、親切で丁寧な指導が評価されている。

医療機関との連携を通じて、安全で効果的なトレーニング法を研究し、病院や企業での腰痛予防に関する講演では受講者の98%から「分かりやすかった」と高評価を得る。また、パーソナルトレーナー養成講座の講師としても豊富な実績を誇り、多くのトレーナーの育成に貢献しています。

小林素明の詳しいプロフィールはこちら