ピアノ演奏での肩こりを解消するストレッチ体操とは? パーソナルトレーニング事例
こんにちわ!
大阪のパーソナルトレーナー 小林素明です。
本日のパーソナルトレーニングのレッスン前に「今日は肩が凝っているのですよ〜」と、女性のお客様から申し出がありました。そこで筋肉の硬さをチェックするため、肩周りの筋肉(僧帽筋、菱形筋など)を触診します。
その結果、左肩が右肩に比べて、かなり筋肉が硬くなっていました。(特に僧帽筋) お客様の自覚としては、左肩が張っているという感覚がなかったそうですが、話しているうちに「左の腕が張っているかも?」と。
こんな時には、肩こりの原因は何か?を探ることが重要です。なぜかと言いますと、原因が何かによってエクササイズの方法が異なるからです。肩こり解消といえば、この体操では個別メニューとは言えませんし、遠回りの方法を選択してしまう恐れがあります。
お客様に「何か変わったことはありませんでしたか?」と僕が伺いますと・・・
「そういえば最近、久しぶりにピアノの演奏をしました。」と。
しかも、腕をクロスしながら演奏する曲だったそうです。この時に左腕が上になって、演奏する場面が多かったとか。その場で、同じ演奏のポーズを取ってもらったのですが、かなり左腕が辛そうです。左腕は激しく動いていましたし、窮屈そうでなのです。
そこで僕は『これは肩も凝っているけど、腕が先に疲れている。』と判断しました。
こんなん時には、腕の疲労回復を優先して行うことです。その理由ですが、腕は日常生活で極めて多く使うからです。家事、スマホ、パソコン、荷物を持つ・・・、ほとんどが腕を使うことばかり。そのため、腕の疲労回復も遅くなり、再発することも想定できます。
ピアノ演奏では、前腕と言われる肘から下の部位が酷使されています。ですから、まずは前腕の疲労回復を行って、その次に肩の疲労回復をじっくりと行います。では、ピアノ演奏での肩こりを解消するストレッチ法を紹介します。
ピアノ演奏での筋肉疲労回復させる【腕】のストレッチ法
指の筋肉、前腕の筋肉ともに大きな伸びを感じることができ、素早い疲労回復を促すことができます。ほとんど力は必要ありませんので、楽にストレッチができることが特徴です。2つのピアノ演奏で疲労回復させる2つのストレッチを動画で紹介します。
ピアノ演奏での筋肉疲労回復させる【肩】のストレッチ法
ピアノ演奏中は、肩甲骨が固定されたまま、腕が鍵盤の上を頻繁に動いています。その場合、肩甲骨まわりの筋肉が酷使されて、硬くなります。肩甲骨まわりの筋肉が硬くなると、肩甲骨の動きが鈍り、肩こりが起こるのです。肩こり予防のためにも、肩甲骨を柔軟にするストレッチを行っておきましょう!
代表的な肩甲骨を柔軟にするストレッチを動画で紹介します。
ピアノ演奏での筋肉疲労回復させるストレッチ体操 まとめ
いかがでしたでしょうか? スポーツだけが筋肉痛や疲労を招くのではなく、趣味で行っているピアノ演奏やギター演奏なども筋肉疲労を引き起こします。演奏が久しぶりの場合は、なおさらです。
演奏中の疲労を軽減するには、演奏前と演奏後のストレッチが有効です。たったこれだけのことでも、疲労は改善されて、長い期間に渡ってピアノ演奏を楽しむことができますよ!
さぁ、はじめましょう!
この記事を書いた人
小林素明 (城好きパーソナルトレーナー)
テレビ番組「ちちんぷいぷい」「大阪ほんわかテレビ」「ten」などに多数出演し、メディアからも注目されるパーソナルトレーナー。30年以上の指導経験と健康運動指導士の資格を有し、1万レッスンを超えるパーソナルトレーニング指導の実績。特に40代からシニア世代向けの「加齢に負けない」トレーニングに定評があり、親切で丁寧な指導が評価されている。
医療機関との連携を通じて、安全で効果的なトレーニング法を研究し、病院や企業での腰痛予防に関する講演では受講者の98%から「分かりやすかった」と高評価を得る。また、パーソナルトレーナー養成講座の講師としても豊富な実績を誇り、多くのトレーナーの育成に貢献しています。