マラソンで腰が痛くなるのは筋力不足だから? 女性ランナーからの質問
マラソンをされている女性の方からの質問です。
「走っている時、腰が痛くなります。
筋力が足らないのでしょうか?」
まず、はじめに考えるべきことは、
関節の柔軟性です。
フルマラソン(42.195km)の歩数は、4万歩以上。
つまり、4万回の回数を地面に着地をして、
地面を蹴るという動作を続けています。
4万回もの地面からの衝撃を受けても平気な理由は、
関節の「柔軟性」と「筋力」によって、
衝撃を吸収しているからです。
確かに「筋力」がなければ、衝撃に耐えれませんから
筋肉の痛みとして感じることがあります。
しかし、それ以前に柔軟性が欠如していると
いくら筋力があっても耐えることができないのです。
例えるなら、自動車のハンドルの「遊び」です。
この「遊び」がなければ、重たいハンドルになり
ハンドルもなかなか回らず、腕は疲労しやすくなります。
この場合、腕の筋力不足が原因ではなく
ハンドルの「遊び」が少ないために
腕の負担が増えて、疲労しやすくなったのです。
関節の柔軟性が欠如しているというのは
自動車のハンドルの「遊び」がないのと
同じ状態なのです。
つまり、柔軟性がなければ
筋力でカバーするようになります。
これが、腰が痛くなる理由の1つです。
特に柔らかくしたいのは【足首】です。
なぜならば、地面の衝撃を一番はじめに
吸収しているからです。(ショックアブソーバー)
マラソンでは
・足首が柔らかい
の違いで、足腰の疲労に大きな差が生まれます。
足腰の疲労は、マラソンの記録にも影響しますので
毎日の柔軟ストレッチはしておきたいところです。
その足首の柔軟性には、全体重を使って
足首を伸ばすストレッチが大変有効です。
1回30秒 2セットをお勧めします。
では、ランナーのための足首ストレッチの
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