筋トレ中に【目線を前方に向ける理由】とは? 正しい筋トレのコツ
大阪のパーソナルトレーナー 小林素明です。
ジムには、全身を映し出すミラーがたくさんあります。
なぜなのか?
それは、筋トレやダンスをしてるときに
ミラー越しに正しいフォームをマスターする
目的のためにあります。
ミラーがなく自分の姿が見れない場合
「自分のやっている運動は正しいのか?」
という判断ができませんね。
それともう1つ。
ミラーがないと、
目線をどこに合わせて良いのか?
が分かりません。
筋トレ、ダンスでは、目線の位置をどこにするのかで
運動のパフォーマンスが大きく変化しますし
反対に怪我に繋がることもあります。
ちなみに、一流のダンサーは
目線の位置をあまり変化させず
踊っていることが分かっています。
目線はとっても大切です。
筋トレの場合、
目線はまっすぐ前方に向けること
が基本です。
なぜならば、目線を前方へ向けることで
背骨(脊柱)を正常な位置にして
体幹部(コア)をしっかりと安定させるからです。
反対に目線が下に向いている場合、
背中は丸くなり
体幹部は不安定になります。
特に丸くなった部分に
身体の負担がかかるようになります。
目線を変えただけなのに
どうして、背中が丸くなるの?
と疑問に思われるかも知れません。
それは、首の頸反射(けいはんしゃ)と言われるもので
頭の位置により、神経が反応し
身体の無意識の変化が起こっています。
たとえば、
頭を後方 → 身体の背面(背筋など)に力が入りやすい
頭を前方 → 身体の前面(腹筋など)に力が入りやすい
という身体の反射です。
ですから、運動指導者は
運動中の目線がどこなのか? には
細心の注意を払っているのです。
動画を作りましたので、ぜひご覧下さい。