なぜ運動DVDで学んでも身につかないのか?
パーソナルトレーナーの小林素明です。
本や雑誌の付録で『◯◯痩せのエクササイズ!』というような、運動DVDが付いていたりしますね。少し前には、ビリーズブートキャンプが流行りました。
巷にある運動DVDは大変よくできて、分かりやすい解説、字幕がついています。見て真似るだけで運動がスイスイできそうです。
ところが、こんな声をよく耳にします。
「運動DVDを見ても、分かりにくい」
「(筋肉に)効いている感じがしない」 と。
なぜでしょうか?? DVDはよくできているのに・・・。
それには、こんな理由があります。
運動のフィードバックがないから。この場合のフィードバックとは、自分が運動している動作を客観的に見て、正しい運動に修正することです。
正しい運動を行うためには
・姿勢の崩れはないか?
・背中は丸くなっていないか?
・関節の曲げ具合は適切か?
などをチェックする必要があります。
運動DVDを見ながらでは、これで合っているのか? 間違っているのか? を知ることができませんね。初めのうちは良いのですが、時間の経過とともに自分の運動に対して、不安を抱いてしまいます。
では、この不安を払拭するためにはどうずればいいのでしょうか?
理想は、専門のトレーナーに教えてもらうことです。(笑)
しかし、もっと手短でシンプルな方法があります。
それは、鏡を見ながら運動を行うことです。
なんだ、そんなことか!と思われるかも知れません。
ところが、鏡を見ながら運動する効果が絶大で、運動を正しい方向に導くだけでなく
・鍛えるべき筋肉が効きやすくなる
・姿勢が良くなる
・運動の上達が早くなる
・スポーツの上達が早くなる
・体幹を意識しやすくなる
・集中力がアップする
などの効果が期待できます。その証拠にほとんどのスポーツクラブやダンススタジオは、大きな鏡が張り巡らされていますね。ここで、自宅でできる「鏡を見ながら運動するときの3つのコツ」を紹介します。
鏡を見ながら運動するときの3つのコツ
1) 全身が見えること
2) 前だけでなく、横からも見ること
3) 目線は水平に(下に向けないこと)
1) 全身が見えること
鏡は全身が入るものが理想です。下半身だけ、上半身だけですと、どんな姿勢になっているかがわからないからです。
2) 前だけでなく、横からも見ること
鏡の正面に立って、運動しがちです。しかし、正面からは分からないことが多く横向きに立って、姿勢を確認してみてください。もっと、姿勢が良くなります。
3) 目線は水平に(下に向けないこと)
運動のときには、目線は正面に向けておきます。下を向いてしまうと、背中が丸くなりやすく鍛えたい筋肉も鍛えにくいことがあります。運動の効果を高めるためにも、目線は常に前方です。
是非とも、お試しくださいね。
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