私には「腹筋がない」と思っていませんか?1分でできるカンタン腹筋で解消 パーソナルトレーニングの指導現場より
大阪のパーソナルトレーナー 小林素明です。
はじめてお越しになるお客様に、「では、今から腹筋運動をします。」と案内をしますと、「私、腹筋(筋力)ないんです」と言われることがあります。
腹筋運動は、誤解の多い筋トレのひとつです。それは何かと言いますと、腹筋は床に寝て、身体を起こさないといけないという誤解です。
腹筋の筋力がないわけではなく、対象となる腹筋の方法が適切ではないのです。
この腹筋運動の方法そのものは、間違いではないのですが、腹筋よりも太ももの付け根の腸腰筋(ちょうようきん)という筋肉に効いてしまいます。そして、腰の負担も大きいので、大人からの運動トレーニングには適していません。
・腰を痛めない腹筋トレーニング法もご覧ください
この腹筋運動の誤解をしているがために、老化で筋力の衰えが著しい腹筋をトレーニングする機会を逃しているのです。
では、どうすれば良いのか?です。これには、腹筋の構造を知ることで、理解が深まります。
腹筋の構造を知る!やさしい腹筋の解剖学
お腹に手を当てて触れられる腹筋。これは腹直筋(ふくちょくきん)と言いまして、胸の付近にある剣状突起から、お臍よりも下方にある恥骨結合まで繋がっている筋肉です。かなり長い筋肉であることを、イラスト解剖図をご覧いただき、確認をしておいてください。
この長〜い筋肉である腹直筋を鍛えるには、筋肉が付着している場所どうしを近づけることで、筋肉が収縮(力が入る状態)します。
その方法は、
「みぞおち」と「おへそ」の距離を縮めるだけなのです。
この動作を仰向けになって行います。これを腹筋トレーニング法の1つである「クランチ」と言います。
1分間でカンタン腹筋トレーニングの基礎「クランチ」を学ぶ
クランチは、身体を起こす必要はありません。ほんの少しの動作で、かなり腹筋が効くようになります。では、始めましょう!
クランチ(腹筋トレーニングの基礎)
1 仰向けになり、膝を曲げておきます
2 両手を頭の後ろに添えておきます(手を組まないようにします)
3 息を吐きながら、膝を覗き込むようにして、腹筋に力を入れます
4 このときに「みぞおち」と「おへそ」の距離を縮めるようなイメージ
5 息を吸いながら、元の位置に戻ります
回数は、10回。慣れてきたら15回
セット数 1セット お腹を凹めたい人は 2セット
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