股関節の老化予防に!バランスボールで腸腰筋の血行促進
昨日の記事「股関節の老化予防」の続きです。
太ももの付け根(股関節)の筋肉が張る、だるくなることがありませんか? これは、座りすぎなどで起こる股関節まわりの筋肉の血行不足が考えられます。そのまま放置しておくと腰痛に発展することもありますので注意が必要です。
股関節の老化予防に!腸腰筋トレーニング
筋肉の張りを解消するためには、股関節のインナーマッスルの血行を良くすることが近道です。特に股関節の安定化に大きく貢献してる、太ももの付け根にある筋肉『腸腰筋(腸骨筋、大腰筋)』を鍛えておきたいです。
この腸腰筋(ちょうようきん)は、腸骨筋、大腰筋の2つの筋肉から構成されていて、背骨、骨盤、大腿骨(太ももの骨)に付着している大きな筋肉です。背骨を支えている大黒柱の筋肉としても有名です。
その他、
・階段を上がるときの「もも上げ」に貢献
・硬くなると腰が反り、腰痛になる
という特徴もあります。
最近では、多くの医師が「腸腰筋を鍛えることで老化が予防できる!」と断言しているくらいです。とっても重要なことが分かりますね。
バランスボールで鍛える!やさしい腸腰筋トレーニング法
バランスボールを使うことで、関節の負担を少なくして、腸腰筋を正しく効果的に鍛えることができます。腸腰筋だけをダイレクトに鍛えることができます。
この腸腰筋は、遅筋線維が多く含まれたインナーマッスルです。遅筋線維は、ゆっくりとした動作で力を発揮しますが、速い動作には対応できません。ですから、動作はゆっくりと行ってください。
<方法> バランスボール、ミニボール(ふわふわ)
1) バランスボールの上に両足のふくらはぎを乗せます。
2) 膝の間に、ミニボール(ふわふわ)を挟みます。(軽く膝で抑える程度)
3) 3秒間かけ、膝を曲げながら、体に膝を寄せていきます。
4) ゆっくりと元の位置に戻ります。
5) 3〜4を20回繰り返します。
レッスン動画でお試しください!
バランスボールがない場合
壁を持ったまま、もも上げ運動をゆっくりと行います。(10回)
この記事を書いた人

小林素明
健康運動指導士 米国ハワイ州立大学医学部人体解剖学実習修了 介護予防運動トレーナー マッスルコンディショナー 日本臨床運動療法学会会員
【経歴】 運動指導歴30年超、テレビ出演多数、延べ1万人超のパーソナルトレーニング指導実績、YouTube登録者数1万人超。医療機関との連携も図り、安全かつ効果的なトレーニング法を研究。
フィットネスクラブ、温浴施設に17年間勤務後、株式会社ウェルネス&スマイルを起業。大阪市阿倍野区にパーソナルトレーニングどこでもフィットを開業し、「加齢に負けない筋肉づくり」「日常生活・スポーツ動作のパフォーマンスアップ」を得意とし、80歳代の方までトレーニング指導にあたる。病院をはじめとする医療機関、教育機関、不動産会社などで講演・講師活動。パーソナルトレーナー指導者養成講座の講師も務める。
【テレビ出演】 毎日放送「ちちんぷいぷい」/朝日放送テレビ「キャスト-CAST-」/読売テレビ「ten.」/テレビ朝日「ナニコレ珍百景」/読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」/サンテレビ「4時!キャッチ」他
【講演・講師実績】 一般財団法人関西労働保健協会/経済産業省ヘルスケアサービス社会実践事業「医療運動マッチング対応トレーナー育成講習会」/徳島県教育委員会 /箕面市立病院/日本臨床運動療法学会(第36回)/ファインレジデンス枚方香里園(京阪電鉄不動産)特別講師/SSK /八尾市教育委員会/岸和田市民病院/南河内環境局組合 他多数 (敬称略)