筋トレは、筋肉を鍛えるだけではありません。なぜならば・・・
筋トレは、筋肉を強化する方法として知られています。
しかし、筋トレは正しい方法で行えば
柔軟性を高めることもできます。
筋トレは、言い換えますと
関節を大きく動かす運動です。
たとえば、スクワットという筋トレです。
スクワットは
1)両足で立った状態から
2)しゃがみ込んで
3)立ち上がる
この一連の動作を繰り返します。
このときには、
お尻や太ももの筋肉が鍛えられます。
その一方で、しゃがみ込んだときに
お尻の筋肉(大臀筋)が大きく伸ばされます。
→ 筋肉の伸展(しんてん)といいます。
立ち上がるときには、反対に
お尻の筋肉(大臀筋)に力が入ります。
→ 筋肉の収縮といいます。
この筋肉の「伸展」と「収縮」を繰り返しながら
筋トレを行っています。
ふつうは、筋肉に力が入る「収縮」に
目が行きがちです。
お尻を鍛える!という具合です。
しかし、その反対の「伸展」に目を向けると
筋肉が伸ばされている、つまり筋肉は
ストレッチされているのです。
この相互作用がなければ、筋トレは成り立ちません。
身体が硬い方が、運動中に怪我をしやすい理由は
筋肉の「伸展」のときに十分に筋肉が伸びないために
筋肉や関節を痛めてしまうのです。
筋トレのときには、力を入れる筋肉(収縮)だけでなく
筋肉が伸ばされる筋肉(伸展)も意識すると
効果はさらにアップします。