こんな腹筋運動は危険!大人の筋トレ、安全にトレーニングする方法

こんにちわ!大阪のパーソナルトレーナー 小林素明です。

ジムで筋トレをしている方を見ていて、これは危ないなぁ〜と思うことがあります。

例えば
・スクワット運動で背中が曲がっている(腰を痛める原因)
・明らかに持ち上げる重量が重く身体が反っている
・膝が内側(X脚)にして筋トレをしている

などです。

特に間違った腹筋運動は、危険を伴います。なぜならば、頭の後ろで手を組み、必要以上に力を入れてしまうことで、首を痛めてしまうからです。

首には、頚椎(けいつい)という骨があり、大切な脊髄、神経が通っています。ここを痛めると、首が痛くなるだけなく、腕がしびれるという症状を招くことがあります。

身体に良いことをしているのに身体を痛めてしまっては、元も子もありませんね。では、安全に腹筋を行う、大人のための筋トレを紹介します。

 

安全な腹筋トレーニング法

安全に腹筋運動を行うためには、まず頭の後ろに添える方法をマスターすることです。

間違った腹筋運動

腹筋 間違い 腕組み
このように頭の後ろで手を組んでしまいますと、身体を起こして腹筋をする際、腕に力が入り、首の後方に過大な負荷がかかります。腹筋を頑張りすぎて、首を伸ばしてしまうことで起こるのです。これで首を痛めてしまいます。

 

正しい腹筋運動

腹筋 正しい 手を添える
頭の後ろに手を添えるだけで大丈夫です。あくまでも、頭を支えるイメージで行ってください。首は他の関節に比べてデリケートですので、「そっと手を添える」ことを厳守します。

※頭は、約6kgの重量があります。その6kgを両手で支えておきます。

正しい腹筋を学ぶための動画(3分25秒)

 

腹筋は正しく行えば、腰痛予防、引き締めに効果的

女性 お腹 ウエスト メジャー
腹筋運動は、頑張るというイメージよりも、習慣化することが大切です。その理由は、身体の中でも腹筋の老化が早いからです。特に座っていることが多い方は注意が必要です。長時間の座りすぎは、腹筋を使う機会がグッと減り、腹筋が弱ってしまうからです。

継続的な腹筋運動は、腰への負担が減るため「腰痛予防改善」、そしてお腹ポッコリを解消する「お腹引き締め」、まっすぐ姿勢を保つ「姿勢改善」の効果があります。

1日1回、合計回数20回(10回 2セットでも可)を目標に腹筋を行ってみてください。

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この記事を書いた人

パーソナルトレーナー小林素明

小林素明

健康運動指導士 米国ハワイ州立大学医学部人体解剖学実習修了 介護予防運動トレーナー マッスルコンディショナー 日本臨床運動療法学会会員

【経歴】 運動指導歴30年超、テレビ出演多数、延べ1万人超のパーソナルトレーニング指導実績、YouTube登録者数1万人超。医療機関との連携も図り、安全かつ効果的なトレーニング法を研究。

フィットネスクラブ、温浴施設に17年間勤務後、株式会社ウェルネス&スマイルを起業。大阪市阿倍野区にパーソナルトレーニングどこでもフィットを開業し、「加齢に負けない筋肉づくり」「日常生活・スポーツ動作のパフォーマンスアップ」を得意とし、80歳代の方までトレーニング指導にあたる。病院をはじめとする医療機関、教育機関、不動産会社などで講演・講師活動。パーソナルトレーナー指導者養成講座の講師も務める。

【テレビ出演】 毎日放送「ちちんぷいぷい」/朝日放送テレビ「キャスト-CAST-」/読売テレビ「ten.」/テレビ朝日「ナニコレ珍百景」/読売テレビ「大阪ほんわかテレビ」/サンテレビ「4時!キャッチ」他

【講演・講師実績】 一般財団法人関西労働保健協会/経済産業省ヘルスケアサービス社会実践事業「医療運動マッチング対応トレーナー育成講習会」/徳島県教育委員会 /箕面市立病院/日本臨床運動療法学会(第36回)/ファインレジデンス枚方香里園(京阪電鉄不動産)特別講師/SSK /八尾市教育委員会/岸和田市民病院/南河内環境局組合 他多数 (敬称略)

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